恒例の娘プレゼントのバースデー旅行。　今回は、温泉にゆっくり浸かり美味しい物を食べ、
　　一足早く春を感じられる所がいいな〜、ということで熱海へ出掛ける。
　　家をのんびりと9時頃出発し新横浜で新幹線の車中で娘と合流し、熱海へ昼一寸前に到着。

　
　熱海駅前に間欠泉と足湯があり、観光客が思い思いに足を浸け
　たり、写真撮影などをしていた。
　荷物をコインロッカーに預け、駅構内にあった観光案内所で地図
　やお店の情報を仕入れ昼食に向かう。
　

　昼食は、先日テレビのアド街で紹介されていた中華料理の「壹番」
　というお店へ向かう。 駅から歩いて10分位で見つかったが、ＴＶの
　影響か行列が出来ていて二の足を踏むが、女性陣の強い要望で
　寒さに震えながら20分位待つ事、ようやく店に入れる。
　美味しいと紹介されていた目当ての餃子と、飲茶コース、他２品を
　注文する。　餃子は評判通りで他の料理も皆美味しく、デザートの
　杏仁豆腐で今までにない美味を味わった後、待った甲斐があった
　な〜と満足し、寒桜の観賞へ向かう。
　　　

　　熱海駅に戻りバスで新聞に出ていた熱海桜の名所の糸川沿いへ向かう。　途中、車中よりお宮
　　の松と、貫一、お宮の像を眺め１０分位の銀座というバス停で降りる。
　　川沿いの数百メートルの間に今が丁度見頃の熱海桜が咲いていて、花の蜜を求める可愛いメ
　　ジロの姿が見え又、川沿いや橋が色々な形のオブジェで飾られていて、なかなか楽しい散策の
　　一時を過ごす事ができた。

　　熱海駅へバスで戻りコーヒータイムをとった後、再びバスで伊豆多賀にある宿泊先へ向かう。
　　内風呂、露天風呂、サウナをゆっくり楽しんだ後、宿のご主人のお兄さんが漁師さんとの事で
　　期待をしながら夕食に向かう。　卓上には舟盛りにヒラメのお造りを中心に豪華な刺身が並んで
　　いて早速、乾杯し新鮮な味を楽しんでいると、次に伊勢エビの鬼殻焼、きんきの煮漬け、焼魚と
　　次々と料理が運ばれてきて、久し振りに新鮮な海の幸を十二分に味わうことが出来た。

　　朝風呂を楽しんだ後、朝食をとり10時一寸前にゆっくりとチェックアウトする。　バスで熱海駅迄
　　行き荷物をコインロッカーに預け再びバスで梅園に向かうが、シーズンの日曜との事で大渋滞
　　に巻き込まれ、通常なら15分位の道程なのに小一時間掛かってようやく到着する。
　　
　　小腹が空いてきてしまったので、花よりまず団子と梅園入り口付近に並んでいた出店で、お茶と
　　試食品の梯子をする。
　　空腹感が少しおさまったので梅の観賞を始める。　園全体の梅が満開という状態でなく昨日、先
　　に桜を見て春を感じてしまったせいか一寸感激が薄かったが、やや見頃は過ぎていたが黄色の
　　ロウ梅を初めて見ることが出来、紅白の梅を含め写真は結構撮った。

　　復路のバスは通常に走り、15分程度で熱海駅へ到着。　駅構内のファーストフード店で軽めの
　　昼食をとり、次の目的地「ＭＯＡ美術館」行きのバスへ乗る。

　　此処は出発前に観光協会のＨＰで熱海にあることを初めて知り、国宝や重要文化財が展示され
　　ているとの事で訪れようとした所である。
　　思ったよりスケールの大きい建物で、10ヶ所の展示室に絵画、書跡、彫刻、工芸品などが展示
　　されていた。　私の知っていた範囲では、尾形光琳筆の紅白梅図屏風、野々村仁清作の茶壷、
　　中国の青磁の壷、クロード・モネの睡蓮等があった。　奈良・平安・鎌倉時代の仏像彫刻や太閤
　　秀吉が造った黄金の茶室を再現した部屋などもあり、なかなか興味深かった。
　　その他、敷地内の茶苑にある光琳屋敷を見た後、茶室で抹茶とお菓子を頂き美術館をあとに
　　する。

　　熱海駅前のお土産店街で干物、お菓子などを買い、新幹線の指定席を申し込みに行くが空きが
　　ないので自由席にする。　乗ってみると結構空席があり３人並んで座れ、楽しかった旅の思い出
　　を語らいながら帰路に着く。