丹波川　　　　　2008-05-28（水）曇り　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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林道ゲート前の駐車場には先行車が一台、これならユックリできるかなと橋の上流へ入る。　水量はかなり少なく、此方は瀬が多いのでポイントが限られそう。　上流へ遡行を始めるが生物反応は全く無く、途中で綺麗な蝶が群れていたので写真などを撮りながら遡行を続ける。

この時期に良く見かけるが、群れになっているのを見るのは初めて。　時々、捕虫網を持った人を見かけるので、有名な蝶かもしれない。

ふと上流を見ると釣り下がってくる釣り人が一人、先程の先行車の人が同じ方向へ向かっていたとは間が悪かった。　時計を見たら昼を過ぎていたので、間を置くためにも昼食とする。　昼食後、途中で出合っている支流の水量がかなりありそうなので少し遡行してみるが、チビらしい魚信が１回あっただけで姿を見ることは出来なかった。

本流に戻ってから、あまりの魚信の無さに少し疲れてきたので、川辺に座り込みコーヒーブレイクとする。　一休みしたら帰ろうかなと思うが一息入れたら気力が戻ってきたので、もう少し続けようと釣り下がる事にする（これが幸いする事になるが）。

再開して直ぐに魚信があり、５寸程のイワナが姿を見せる。　これで少し元気がでるが次の魚信では、合わせをした途端に糸がヘビ口の所で切れてしまい、それ以降はまた魚信が無くなり川への降口まで来てしまう。

そろそろ終りにしようかなと、瀬の中の石裏の弛みを探っていると目印が止まったので、根掛りかなと竿を上げると魚が掛かっている感じ、しかもかなり良い手応えが手元に伝わってくる。　竿を絞ると魚影が見えるが、これがデカ！、きた〜と一気にテンションが上がるが、流れに乗って下流に走り始めたので落ち着け、々々と思いながら下流へ移動し、徐々に川岸に引き寄せながらやり取りしタモに無事収める。　精悍な顔つきをした、純正と思われる綺麗〜な、尺イワナであった。

底石の見えるような水深の、こんな一寸したポイントでも大物が潜んでいるんだなと、目から鱗が落ちる思いであった。 やはり、丹波は楽しませてくれると満足して納竿し、帰路の道端にいた野生の猿にバイバイと声を掛けたりしながら、気分良〜く車を走らせる。