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◆　仏像彫刻−阿弥陀如来立像　　　　2007-10-17（水）

　　
　仏像彫刻 １９作目 「阿弥陀如来立像」　　　　阿弥陀本体：　額口　６寸， 　木材　姫小松
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　船形光背：　木材　桂，　　　　台座：　木材　樟
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　妻の守り本尊として彫った作品。　松久仏師著「続・仏像彫刻のすすめ」に掲載されていた、
　　写真などを参考に制作。　　
　　
　　阿弥陀には、浄土宗型（左足を一歩前に出した形）と浄土真宗型（両足を揃えた形）の２種類
　　があるそうで、本作品は浄土宗型である。　これは、嘆き悲しむ衆生の姿を見かねて阿弥陀
　　さまも一歩、衆生に歩み寄ろうとする、積極的な慈悲心を現した姿だそうである。
　　光背は「船形・宝相唐草透し光背」、台座は「踏割り蓮華型」という形のものに今回、初めて
　　挑戦してみた。
　　材料は、手持分のみで対応したので、それぞれの部分毎に異なる材料となった。

　　船形光背に挑戦した事や、ギターサークルに入ったことで練習に時間を割いた事もあって、
　　木取りに着手してから完成までに丁度一年を費やしたが、ジックリ（？）彫ったこともあってか
　　身内での評価は結構良く、自分でも今迄で一番の出来だな〜と達成感を味わう事が出来た。